蒼穹下定例活動&自然観察

蒼穹に誘われ、七国山定例活動のために自宅から歩いて出掛けた。
自宅近くの公園の紅葉。

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白いシュウメイギク(秋明菊)が爽やかだ。これはキク科ではなく、キンポウゲ科で、別名「貴船菊」京都の貴船地区に自生していたそうな。

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薬師池公園と薬師池西公園予定地の間を通るルートにしたが、薬師池公園南の散策路脇に萩の花が鮮やかな紫色で咲いている。

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梅林横を通る狭い路の谷戸の畑側に8月白い花を咲かせていた「センニンソウ(仙人草)」。Old Man's Beard おじいさんのあごひげという訳になるが、果実の長い毛を仙人のあごひげに例えたらしい。

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歩みを進めて鶴見川と恩田川の分水嶺となっている尾根道で、その両側に景観農作物として契約農家が栽培している蕎麦畑。間もなく収穫か。
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会の用具倉庫傍にある「キチジョウソウ(吉祥草)」。9月の植物観察会で蕾を発見、その後花を確認撮影していたが、必ず通る場所だが、会員で開花を見ている人は少ないようだ。改めて見たら、五株程に白い花を付けている。九月咲いていた株には赤い実も確認できた。いずれも長い葉っぱの根元に密やかに咲くので目立たない。しかし、常緑の葉に白い花、赤い実とおめでたい花。吉事あらば咲く花とも言われているが、はたしてどんな良いことがあるのやら。

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定例活動は萌芽更新地内再更新予定地での残したい木があるかどうか見て貰った。結論としては皆伐に残す必要はないとの意見が元役員を中心にしたオピニオンリーダーから強い口調で発言された。結局、いずれも西端にある「センダン」「アオハダ」と萌芽更新を説明するために一本残したいと説明された。

第3期北杉林との境の崖が崩壊しているのが少し気になっていたが、ベテラン重鎮のおふたりにお尋ねしたところ、ふたり口を揃えて「自然に任せる」と仰った。土砂崩壊防止のために、何か適切な樹種を選んで植樹するのかと思っていたので、驚かされた。樹木の手入れはしても、変わろうとしている地形を止めるなど不遜なことはしてはいけないということらしい。

午後自然観察会。外部から二名の女性が参加された。鎌倉古道南端から高林施業地、農地、ウツギの原から桜の原の特定観察区域、鎌倉古道を北へ下り、階段を下りて木道から柿の木原、ふれあい原、三期と四期の間を通り風見鶏向い、その後薬師池西公園予定地を同会の女性会員に案内頂いた。

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鎌倉古道沿いで確認できた「コウヤホウキ(高野箒)」高野山でこの植物を束にして箒にして使用していたとの説明を頂いた。むかし和歌山県の高野山には利潤を得る行為を戒めるという意味で、商品作物の栽培が禁じられていて竹、梨、胡桃、桃などの竹木がなかったそうだ。そこで竹箒が作れず、代わりにこの木の枝を束ねて箒を作ったことから「高野箒」の名が付いたという次第。

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域内で最も実付きの良い「ガマズミ」。霜に一度当てると甘酸っぱくなるそうな。陽に当たっている実は照り映えてルビーの様。たわわな実の重さで木が傾いている。支柱が必要かな。

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風見鶏向いの「ジンジャー」を「ウコン」と言う会員さんがいた。写真は七国山風致地区の別場所で撮影したジンジャー。別名「花縮砂(ハナシュクシャ)」とも言うそうな。

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ウコン」はこれ。花の付く場所、葉の幅など違いが一目瞭然。大きな葉に隠れて、根元からちょこっと顔を出している。ジンジャーは葉と花が同茎だが、ウコンは違う。色は赤やオレンジもあるそうだ。

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薬師池西公園湧水地近くで見つけた「ゲンノショウコ」赤花。七国山では白しか見たことがない。重鎮によると「関東では赤が薬草として採取され過ぎて、白が多くなっている。しかし関西では赤色が主流」とのことだ。

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観察された植物
セイタカアワダチソウ、アキノノゲシ、タイアザミ、ノハラアザミ、ノダケ、ミズヒキ、シラヤマギク、
アメリカセンダングサ、コウヤホウキ、ゲンノショウコ、キツネノマゴ、ハルジオン、ヒメジョオン
イヌタデ、ハナタデ、ユウガギク、トリカブト

ヒメジョオン(姫女苑)」のことをを「ヒメジオン」と複数のベテランさん達が言っておられたのが気になった。二年前の観察記録にも「ヒメジオン」となっていたので、作成者にお話しをして、間違って広まっているとの認識を示していただいている。「山渓カラー名鑑 日本の野草」山と渓谷社1983年発行、「広辞苑第2版」岩波書店昭和44年発行、「原色牧野植物大圖鑑 第五版 牧野富太郎著」北隆館昭和61年発行でもハルジオン(ハルジョオン)春紫菀、ヒメジョオン姫女菀と載っている。

前年度観察されていたのに観察できなかった種。気がつかなかっただけならいいのであるが・・・。
ヤクシソウ、アキノキリンソウ、ヤマハツカ、リュウノウギク

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